聞きたくなかった真実

嫌な沈黙が私達の間を流れます。
その沈黙を破ったのは、私でした。
私「あの、どういうことなのか説明してほしいんだけど。」
その言葉に一瞬りょうたは顔を上げましたが、すぐに再びうつむいてしまいました。
そして、ポツリポツリと話し始めたのですが、その真実は耳を覆いたくなるような内容でした。
私と付き合う前、オフ会で会ったケイコに教えてもらって出会い系サイトを利用し始めたこと、これが初めての浮気でないこと、出会い系さえあれば女の人と簡単に出会えるとわかり、夢中になっていったことなどを話しました。
そして、衝撃的なことを言いました。
り「その、浮気相手の恵梨とは、つかず離れずの関係を保っていたんだけど、一昨日恵梨と会っている時に、彼女倒れたんだ。そんで、次の日朝一で病院に連れて行ったら、妊娠してることがわかって・・・。」
声を震わせ、りょうたは話し続けました。
り「俺、鈴江には申し訳ないことをしたと思う。でも、できた子どもに罪はない。だから、俺責任とって恵梨と結婚することにしたんだ。ごめんな・・・。俺と別れてくれ。」
その言葉を聞いて、私はブチギレし、両手を机にバンっと叩きつけ、りょうたに向かって叫びました。
私「責任とって結婚するって、そっちはそれでいいかもしれないけど、あたしに対してはどう責任取るのよ!?私だってあなたのことを本気で好きだったのよ!!それなのに、そっちが勝手に出会い系に登録して浮気して、それで子どもができたから私とは別れたいですって!!?そんなの納得できるわけないでしょ!!!」
私の声に、他のお客さんが振り返ります。
りょうたは「おい、落ち着けよ!」と私を制止しました。

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